♦ 学習の内容
2025年4月20日
「スピリチュアリズム思想の枠組み」について
学習のポイント
霊的真理を正しく理解するには、スピリチュアリズム思想の枠組みを知ることが必要。
霊的真理を正しく理解するためには『シルバーバーチの霊訓』を読むだけでなく、真理の「体系的理解」と「全体的理解」が欠かせません。今回は、スピリチュアリズムを総合的に把握するためには、スピリチュアリズム思想の枠組みを知っておかなければならないことを学びました。それは、スピリチュアリズムとはどのようなものかを知ること、そして、『シルバーバーチの霊訓』によって示されたスピリチュアリズム思想の大枠をつかんでおくということでした。
スピリチュアリズム思想の枠組みは、2つの全体像と思想体系【Ⅰ】【Ⅱ】【Ⅲ】で構成されています。
2つの全体像とは「スピリチュアリズムとは、何か?」というスピリチュアリズムの本質をまとめた「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」と「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」です。
そして、霊界からもたらされた膨大な霊的真理を3つの方向から整理してまとめたものが、スピリチュアリズムの思想体系【Ⅰ】・思想体系【Ⅱ】・思想体系【Ⅲ】です。
思想体系【Ⅰ】は、今後たどっていく道筋、時間軸にそって真理を整理したものです。
人間とはどのような存在なのかという「人間観」、人生とは何かをまとめた「人生観」、死後の世界とはどのような世界なのかという「死後世界観」、再生についてまとめた「再生観」、こうした項目から構成されています。
思想体系【Ⅱ】は、人間を取り巻く世界を中心に真理を整理したものです。人間を取り巻く世界は「神」「霊界」「地上世界」の3つです。です。それぞれの世界についての真理、「神観」「摂理観」「霊的世界観」「地上世界観」が、思想体系【Ⅱ】の構成内容です。
思想体系【Ⅲ】は、霊的成長とそのための実践・実践軸を中心に真理を整理したものです。人間が地上に生まれてきたのは、霊的成長するためです。霊的成長をするための実践項目は「霊優位・霊主肉従の努力」「利他愛の実践」「苦しみの甘受」です。これらの1つ1つが、思想体系【Ⅲ】の構成内容になっています。
こうした3つの思想体系によって、スピリチュアリズム思想を正しく理解することができるようになっています。
スピリチュアリストにとって、この思想体系はなくてはならないものです。世界の中で、『シルバーバーチの霊訓』の本当の価値を理解し、人類にとって最高の霊的思想として確立したのは、日本が初めてです。
『シルバーバーチの霊訓』だけでは、霊的真理を正しく理解することはできません。思想体系が揃って初めて、人類共通のスピリチュアリズム思想を理解することができるのです。
「思想体系」を繰り返し学び、霊的真理の学びを深めていきましょう。そして、1人でも多くの人々に真理を正しく伝えられるよう力を尽くしていきましょう。
参加者の感想
今日は、「スピリチュアリズムの思想体系の枠組み」について学びました。今まで学びの機会はあったのですが、全体の構造とその内容をなかなか関連付けることができずにいました。今日の講義によって全体と部分、そして部分の意味、更には私たち人間の存在と創造主である神との関係を把握することができました。
(70代・女性)
『シルバーバーチの霊訓』を読んでいるだけでは想像しづらい全体像が図式化されていて、理解度が高まりました。なぜ真理が重要なのか、真理に対して人間はどのように考え行動すべきか、図を見れば順序立てて理解できるので、すべての図が画期的ですごく有効だと感じました。また、しっかりと覚えていかなければと思っています。
(60代・男性)
スピリチュアリズム思想の最も基本である思想体系の枠組みは、今まで何度か勉強してきたつもりでしたが、分かりやすく図に沿って説明していただき、今までの考えの浅さを反省しています。救済の観点・宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義、霊的真理から救いに至る自力救済のプロセスなど、改めてスピリチュアリストとしての正しい生き方を学びました。そして、霊的真理の普及がいかに大切か、目を覚ました次第です。
(80代・男性)
『シルバーバーチの霊訓』を知り、スピリチュアリズムの思想を体系化されたものを学べるのは、ここ日本だけだということを知り、読書会に参加できたことを感謝しています。スピリチュアリズム思想の枠組みの図は、霊的知識や『シルバーバーチの霊訓』という養分を吸収して幹(全体像)や枝(3つの思想体系)が育っていく様子が一目で分かります。そして他の図によって、スピリチュアリズムとは何か、人間がたどる道筋や人間を取り巻く世界とはどうなっているのか、人間はどのようにして霊的成長していくのかということがよくわかり、枠組みを知ることはとても大切だと思いました。
(40代・女性)